自宅アパートのベランダにDIY太陽光パネルを導入してからの約3年間を振り返ってみます。
導入設備の経過
元々「自分で電気をつくる、自家発電」に関心を持ちながらも、アパート仮住まいなので本格的な太陽光発電設備を自宅屋根に取り付ける、なんてこともできません。
そこで当時販売されていた「DIY用の太陽光発電セット」を導入を検討。
設備の簡単な経過は以下の通り。
2017年 11月 太陽光発電セット(100W)導入
2019年 1月 パネル2枚目導入(計200W)
2019年 2月 バッテリー延命装置導入
2019年 8月 パネル3枚目導入(計300W)
2020年 1月 電圧監視装置設置(ラズパイで自作)
最初に長寿命タイプのディープサイクルバッテリーを購入したのもあり、今のところ頑張って動いてくれています。
途中、バッテリー延命装置なんていうのも導入しましたが、その効果もあるのかもしれませんが。
今となっては小型で高性能のバッテリーも開発されてきているので、いずれ新しいバッテリーを導入したいとは思いますが、まぁそれは時代の流れに合わせてその時にコスパで自分が納得できるものを導入すればよいかと。
電気使用量・電気代の推移
沖縄に移住してからの推移グラフです。
※2015年からは沖縄在住。いずれも夫婦二人暮らし
2018年からベランダ太陽光パネルが導入されています。
電気使用量の推移
使用量に関しては、2018年からの導入以降、やはり少なくなっています。
2020年の5月頃から水耕栽培用のLED電灯を設置して、昼間付けっ放しにしていることもあり、多少使用量が上がっています。
それでも、太陽光による自家発電の補助による効果が感じられます。
電気代の推移
電気代は2015年当時は我が家においては、年平均24円/kWh程度でした。
年々上昇して、2019年では平均28円/kWhとなりました。
2020年はコロナ等の影響で燃料価格が下がったこともあり、26円/kWh程度となりました。
それでも、2015年当時の月電気代は年平均で4,556円。
2020年では、年平均3,356円に減っており、約26%の削減効果となっています。
ベランダ太陽光を導入しても、電気代は約4分の1は削減できた、ということですかね。
さらに、2018年秋の台風時に、約24時間の停電があった際には、非常時の電源として活躍してくれたのもありがたかったです。
まとめ
ベランダ太陽光発電を導入してからの3年間を振り返って、
改めて、やって良かったなと実感しています。
エコな暮らしで節約できていますし、使い捨て乾電池から充電池への変更や、家電の消費電力やバッテリー管理などエコ知識の向上、更には電気回路や電子工作および自家発電利用による水耕栽培などへの発展など、暮らしや興味が色々と拡がりました。
そして、沖縄では毎年の日常的な台風による停電不安への予備電源としても活躍してくれたことはありがたかったです。
もちろん、太陽光発電と聞くと、「元が取れるのか」、なんて投資目的でしか捉えられない人も未だに居ると思います。
でも気象変動や脱炭素への世の中の流れの中で、大規模発電所だけに依存していることの問題点がクローズアップされる中、「太陽光=投資対象」という認識は語られなくなり、それは古い考えという認識を持つ人も増えてきました。
初期投資はある程度掛かったとしても、長い目で見て、環境にも優しいし、そして結果的に自分への投資になったことを実感しています。
自宅住まいでない人であっても、こういった形で太陽光発電のメリットを享受することが出来ますし、今では3年前よりももっと良い設備が安価で手に入る時代になっています。
まだ太陽光発電を導入されていない方で、ご興味がある方であれば、是非チャレンジしてほしいな、と感じています。
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