インバーターの出力電圧がAC120Vに気づいた
我が家で活躍中のベランダ太陽光発電で発電した直流電力を交流電力に変換してくれるインバーター。
昨年2022年にAmazonで購入した中国メーカーの格安1000Wインバータ―です。
一年間以上使用して、今まで特に問題なかったのだが、先日たまたまインバーター経由の出力コンセントの電圧をテスターで測定してみたら『120V』と表示された。
「あれ?」
と思って調べてみたら、このインバーター初期設定が120Vになっているらしい。
商品紹介文では、
と記載されているのだが、商品紹介の詳細ページをよく読むと、
と記載されている。
と言っても、我が家のテスター計測では 多少の負荷が掛かっている状態でも120Vになっていた。商品のレビューを改めてみてみたら、一部の購入者の方もこのことに気づいて、ご自身で電圧を100V近辺に調整しているらしい。
どうやら、このインバーター、出力電圧を自分で調整できるらしいのだ。
一年間利用しても特に大きな問題を感じてなかったので、環境によって120Vでも大きな問題はないかもしれないけど・・・。
過電圧になっていることで、家電側に多少の負担が掛かって家電の寿命が短くなることも考えられるし※、インバーターで無駄な電力を消費してしまっている事も考えられる。
よくよく思い起こしてみると、もしかして120Vが原因か?と思える事象もある。
※120Vのせい? いつもインバーター経由で繋げていて、不具合が起きた家電
・PCモニターの電源ONOFFを示す緑色のLED表示が付かなくなった。
・電話機の子機の液晶画面がいつの間にかぼやけてしまっている
ということで、私も自分で出力電圧を調整してみることにした。
インバーターの出力電圧 調整の仕方
考察 出力電圧120Vの国々
そもそも、なんで120V出力なのかと思って調べてみたら、日本は一般家庭の出力電圧は100Vだけど、120Vの国があるらしい。
というか、そもそも世界の一般家庭の電圧を見てみるとむしろ日本の100Vが希少で、110Vとか120Vの国(地域)の方が多いらしい。
●一般家庭の電圧110Vの国(地域)
韓国、台湾、インドネシア、メキシコ、サイパン、ハイチ、ジャマイカ
●一般家庭の電圧120Vの国(地域)
アメリカ、カナダ、ハワイ、グァム、ガテマラ、コロンビア
この中国製インバーターは、アメリカ向けの設定のままで日本で販売されているという事らしい。
日本の家電は100V±5Vで設計されているはずだから、やっぱり120Vはちょっとキツめなはずだよね。
気付いたのが遅かったけど、やっぱり日本の設定に合わせておくと安心。
格安中華製品はやっぱり気を付けないとな。。
追記
可変抵抗調整で、設定AC出力105Vで1か月ほど運用していたのだが、冷蔵庫などある程度負荷が重めなのが影響しているのか、なぜかインバーターが突然、「カチッ、カシャ!」みたいな音がしてスイッチが一瞬切れるような現象が度々起こるようになった。
電圧計を確認すると、普段は13.0Vくらいで運用している時も、上記現象が起こると電圧が12.7Vくらいまで大きく落ちる。そして、しばらく見ているとまた再び上がってもとに戻る。
太陽光発電による電力供給は足りているはずなのだが、上記現象が数時間おきに起こることもある。
ということで、インバーターの調整が良くないのかなと思い、再度調整。
AC出力 105V → 110V に再設定
もともと120Vで運用していたので、110Vでも大きな問題は起こらないはず。
説明書にあるように、負荷によって多少電圧降下が起こるだろうから、この値くらいがちょうど良いのではないかと・・・
現在試験運用中。
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