DIYパネル導入して4年間と電気代
2017年末に自宅アパートのベランダにDIYセットで太陽光発電システムを導入してから丸4年が経った。
設置初期に比べて、運営も安定したことで現在は関心も薄れてしまっているが、改めてこの4年間を振り返ってみる。
電気代の推移
設置当初は、DIYセットのパネル1枚100Wでの運営から始まった。
途中、2019年にパネルを増設。
ベランダの設置スペースの関係でパネル3枚の300Wでの運営で落ち着いている。
当初の目的の一つであったランニングコストである電気代の削減。
太陽光発電を導入していなかった2015年当時と平均値で比較してまとめてみた。
年 | 使用量[kWh] (2015年比) | 料金[/kWh] | 月電気代 (2015年比) | 年電気代 (2015年との差額) | 備考 |
2015 | 175 | 26 | 4,556 | 54,673 | 太陽光導入前 |
2018 | 141 (-20%) | 27 | 3,823 (-16%) | 45,871 (-\8,802) | パネル1枚 100W |
2019 | 127 (-27%) | 28 | 3,527 (-23%) | 42,320 (-\12,353) | 年始め100W→200W 年後半200W→300W |
2020 | 129 (-26%) | 26 | 3,356 (-26%) | 40,267 (-\14,406) | |
2021 | 125 (-29%) | 27 | 3,299 (-28%) | 39,592 (-\15,081) |
結果を見ると、導入効果として、電気代が約25%ほど削減できている。
金額にして年間1万円程度は安くなった。
ランニングコストが4分の3程度になったのは、それなりにありがたい削減効果である。
ちなみにもともと夫婦二人住まいのアパートなので、電気代が元々高い方ではないので、割合でみると大きく感じるかもしれないが。。
もちろん、初期コストで10万円くらいは掛けているので、元を取る、という古い発想ではやらない方がいいという意見はあるだろう。
しかし個人的には、時代の潮流や学習効果、環境への影響などを考えると自分自身の人生にとって転機とも言える効果を発揮できた。
運用とラズパイ
導入した太陽光発電キットは、太陽光からの電力をバッテリーに貯めて使い、電気が足らなくなったら手動で系統電力に切り替えるシステム。
電気が足らなくなるタイミングは、バッテリーに接続したインバーターが低電圧を察知して警報音を鳴らしてくれる。
しかし、この警報音がうるさい。
また、バッテリーの負荷を考えて、警報音が鳴りだす手前の11.8Vくらいで切換えたいのだが、当初はチャージコントローラーのバッテリーの電圧表示をみて手動で切り替えるしかなかった。
そこで、ラズベリーパイを使って、電圧を測定し、設定した電圧になったら声で知らせてくれるシステムを作ってみた。
これが、今でも大助かり。
妻にも操作を学んでもらうことで、ある程度効率の良い電力活用が出来ていると思う。
個人的なメリット
このベランダDIY太陽光発電導入を皮切りに、転職にも成功し、今では仕事も再エネ関連の仕事に就くことが出来ているし、セカンドライフにおいて絶大な効果を発揮したキカッケになったと改めて感じる。
つまりは、ベランダに太陽光発電システムを導入したことで、電気代だけではなく人生にも絶大なメリットを発揮してくれていることを改めて感じる。
ガス代
太陽光パネルとはあまり関係ないガス代だが、わが家のガス代の推移を確認。
我が家では、沖縄なので5月頃からお風呂に入らずにシャワーだけで済ませるようになる。
10月頃からお風呂に毎日入るようになり、翌月11月頃からガス代が増える。
あと調理は普通にガス器具。IHの導入は妻の反対で実現できていない。
沖縄のプロパンガスの単価は高い。
しかも年々高くなっている。時代の波には逆らえないだろう。
節約しているつもりだが、年々ガス代単価が上昇しているので、ガス代は下がりにくい・・。
アパート住まいだから、大家と喧嘩してガス会社を変えようとまでは思わないので、今後も給湯費の節約を心がけるしかないのかな・・。
総括と今後
先にも書いたが、4年経って振り返ってみて、改めて太陽光発電の導入は自分にとってはものすごく大きなメリットを与えてくれた。
躊躇した決断も間違いではなかったことを改めて感じる。
今後は、メンテナンスをしながら、より高度な知識と技術を身に着けつつ、機器のアップグレードを図って、より効率の良いシステムを構築していきたい。
エネルギー問題を身近なところから取り組むことで、環境にも優しく脱炭素社会に貢献していくことができる。
このような取り組みをさらに広めていく立場にもならないといけないな、と感じている。
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