イライラする「ベタつき」を無くしたい
5年くらい前に購入した、作業用のLEDハンドライトがあるのですが、古くなって経年劣化してきたせいか、持つところなど全体的に触るとベタベタするようになりました。


こういうものって、時々ありますよね。
他にも自転車用のチェーン鍵も同じようなベタベタ現象になったことがありました。
このベタベタ、イライラしますよねぇ。。
この際、まだ使えるライトだけど、買い替えようかな、って思いましたが、その前に、このベタベタを解消する手段があるのかどうか調べてみました。
ベタベタの正体は、「加水分解」
このベタベタの正体は、水分や油分によって樹脂が分解される「加水分解」という現象です。滑り止めとして持ち手部分で使われる、ラバー部分や樹脂コーティングなどの材質の部分に起こる現象の様です。
長い間放置されがちで、周囲の湿気や付着した脂分などで材質が化学反応で分解されて起こってしまうんですね。
さて、このベタベタを取り除く方法は?
調べたら、ちゃんとありました。
ベタベタを取る方法
方法1:無水エタノール(または高濃度アルコール)で拭き取る【最もおすすめ】
ベタベタ化した樹脂(ウレタン)はアルコールに溶けやすい性質があります。最もきれいに、かつ手軽に落とせる方法です。
- 用意するもの:
- 無水エタノール(薬局で購入可能。消毒用エタノールやアルコール高配合の除菌シートでも代用可)
- キッチンペーパー、またはマイクロファイバークロス(毛羽立たないもの)
- 手順:
- 布やペーパーにエタノールをたっぷり含ませます。
- ベタベタする部分を少し強めにこするように拭き取ります。
- ベタベタが布に移り、少しずつ滑らかになっていきます。ペーパーが汚れたら新しい面に替えて、ベタつきがなくなるまで繰り返します。
方法2:重曹(じゅうそう)ペーストで洗い落とす【頑固なベタベタに】
加水分解した物質は酸性の性質を帯びていることが多いため、弱アルカリ性の重曹が中和・分解に効果的です。また、重曹の粒子がマイルドな研磨剤の役割も果たします。
- 用意するもの:
- 重曹
- ぬるま湯
- 柔らかいスポンジや古ハブラシ、布
- 手順:
- 重曹とぬるま湯を「2:1」程度の割合で混ぜ、ペースト状(ペーストが垂れない硬さ)にします。
- ベタベタする部分にペーストを塗り、数分〜10分ほど放置します。
- スポンジやハブラシで優しくこすり落とします。
- 最後に、固く絞った濡れ雑巾できれいに重曹を拭き取ります(白く残らないように注意)。
方法3:セスキ炭酸ソーダ水シート
重曹よりもアルカリ性が強い「セスキ炭酸ソーダ」も非常に効果的です。
- 用意するもの:
- セスキ炭酸ソーダのスプレー(100円ショップなどで入手可能)
- キッチンペーパー
- 手順:
- キッチンペーパーをベタベタ部分に巻きつけます。
- その上からセスキ炭酸ソーダを吹きかけ、湿布のようにして数分置きます。
- ペーパーを取り除き、浮き上がったベタベタを新しいペーパーで力強く拭き取ります。
- 仕上げに水拭きをして成分を残さないようにします。
方法4:ベビーパウダー(またはコーンスターチ)【応急処置・ベタベタ予防】
「ベタベタを削ぎ落とす時間がない」「ラバーの質感を残したい」という場合の応急処置です。
- 用意するもの:
- ベビーパウダー(またはコーンスターチなどの細かい粉末)
- 手順:
- ベタベタする部分に粉を薄く振りかけ、手で優しくすり込みます。
- 余分な粉を払い落とします。
- 粉がベタつき成分を吸着し、一時的にサラサラした触り心地になります(根本的な解決ではないため、時間が経つと再発することがあります)。
最終手段:上からカバーする
加水分解がパーツの奥深くまで進行している場合、ベタベタを完全に落とすとラバーがボロボロに剥がれ落ちてしまうことがあります。その場合は、以下の方法で物理的に覆ってしまうのがおすすめです。
- テニスラケット用や自転車用のグリップテープを巻く
- 滑り止め効果も維持でき、非常に握りやすくなります。
- 熱収縮チューブを被せる
- グリップの太さに合う熱収縮チューブ(工業用・釣り具用など)を被せ、ドライヤーやヒートガンで熱して密着させます。非常にスマートで見栄え良く仕上がります。
作業ギャラリー
我が家に無水エタノールがあったので、早速じっせんしてみました。








作業を終えて
アルコールで、すっかりベトつきがなくなりました。
作業前と比べて、気持ちもスッキリ。買い替えようかなという気持ちはすっかり無くなり、これからも使って行こうと気持ちを切り替えることもできました。
やっぱり、適切なメンテナンスって大事ですね。
適切なメンテナンス方法を知っていれば、モノも長持ちしますし、「リデュース、リユース、リサイクル、リペア」の4R活動の一端を担えますよね。
今後の予防策
- 湿気の少ない場所に保管する: 加水分解の最大の敵は「水分(湿気)」です。通気性の良い場所や、引き出しに入れる場合は乾燥剤(シリカゲル)を一緒に入れて保管してください。
- 定期的に使用する・触る: 放置されているものほど加水分解が進みやすい傾向があります。時々手に取って使うことで、手の摩擦や空気の循環により劣化をある程度遅らせることができます。

適切なメンテナンス方法を知って、4R活動に貢献!

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